みなさん こんにちは 株式会社五生の千正 英五です。

今日は「ケアマネ音頭の活用事例」についてお話しさせて頂きます。

みなさん! 「ケアマネ音頭」をご存じでしょうか?

はい、今は、知らない人が殆どだと思います・・・

何故なら

私たちの活動拠点になっている東京都中野区にある「鷺宮エリア介護ネットワーク」で    約3年前に「若宮高齢者会館の夏祭り」のため だけに作曲した 完全オリジナルの歌になるからです。

私達「鷺宮エリア介護ネットワーク」は 中野、鷺宮地域の「居宅介護支援事業所」や「介護サービス事業所」・「特養」や「病院関係者」など 約30の事業所と連携し

日頃から「地域福祉と名の付く事は 全て行う」をモットーとし 活動をしてます。

何故、私たちが「ケアマネ音頭」を作ることになったのか?

今日はその「物語」をみなさんにお話ししたいと思います

事の始まりは4年前の5月頃になります・・・

「中野の若宮高齢者会館の館長さん」から 毎年、高齢者会館で行っている「盆踊り大会」の 「第二部」で 会館利用者が喜ぶ「なにか面白い事」をやってくれないか?

と依頼があったのが切っ掛けになります。

「盆踊り」を盛り上げる「使命」を受けた私達は、  ある日の晩、

介護仲間で集まり「一杯、飲みながら」祭の企画を練り始めます。

酔いが回って、いい感じになってきた頃 誰かが「鷺宮音頭を作ろう」と言い出しました。

早速、調べてみると「鷺宮音頭」はもうあったんですね・・・

じゃあ「若宮音頭」だ! 「野方音頭」だの 言っているときに

「ケアマネ音頭」って ありそうで ないんじゃないか!!となり 調べてみると そう

「まだなかった」んです。

じゃあ俺たちケアマネなんだから「ケアマネ音頭」を作って広めよう!!!と

酔った勢いで そうなったわけです。

作曲は・・俺に任せろ!!と「ギター片手に九州から上京」 今は、

「訪問入浴の営業マン」をしている 人にお願いして

作詞は包括の人が原型を考えた物に、私がアレンジし 

できたCDと歌詞を「地域の女性ケアマネさん」に渡して「歌ってもらえますか?」と頭を下げ、自宅で練習してもらい

なんとか「盆踊り」までに「ケアマネ音頭」の準備が整いました。

この時は、作詞作曲で手一杯で 肝心の「踊り」までは手が回らず、知り合いのケアマネさんにたった一晩で振付を考えてもらいました。それが、いまでも男の人が後ろで踊っている「男踊り」となっています!!

そんなギリギリで本番を迎えた私たちは・・ ほとんど練習する時間もなくぶっつけ本番で「盆踊り」をやる事になりました。

地域の介護事業者の男たち7.8人と・・・ 1名、女性で歌い手のケアマネさんが

お祭りに来た約160名の来場者を前に・・・

「ケアマネ音頭の踊り」を踊って 歌って 熱気に包まれ「来場者全員がケアマネ音頭を歌ってくれて」会場が一体となり・・・ 盆踊りは大成功し 主催者の高齢者会館の館長さんも大喜びして頂けました。

それから毎年「若宮高齢者会館の盆踊り大会」に呼ばれ、祭の最後には「ケアマネ音頭」を踊る事が恒例となり 若宮高齢者会館の夏祭に参加する介護関係者の人も20名近くに増えていきました。

「初代」の歌い手さんには「練習が大変だし、「キー」が高くて歌えないから今回で最後にしてくれ」と言われてしまったので

私たちは「二代目」のケアマネ音頭の歌い手を探すことになります。

しかし、そんなに都合よく歌い手が見つかるはずもなく 「二代目」探しは難航しました。

そこで私たちは「ケアマネ音頭のオーディション」を行うことにしました。

オーディション当日・・・誰もいない会場で「祈る思いで」待っていると・・・

会場に一人の女性が現れます!! 

それは「鷺宮包括のケアマネさん」でした!!

彼女はカラオケに行っても「六甲おろし」しか歌わない!

他の歌を聞いたことがないので

まさか「彼女が名乗りをあげてくれるとは!」と 

私たちは戸惑いを隠せませんでした!!

よくよく話を聞くと 人前では恥ずかしくて歌わない彼女ですが 自宅にカラオケ機械があり「歌うことが好きで」「小さい頃は子役タレント」として活躍していた事もあったという衝撃の事実が発覚します。

しかし「彼女曰く」一人で歌うのは「嫌」なので「デュエット」にしてもらいたいとのこと・・・

それと・・ケアマネ音頭の一番高い音の声が出ないので「全体的な歌のキーを下げてもらいたい」と・・それができれば「二代目ケアマネ音頭の歌い手」になってもいいと、言ってくれました!

そこで私はケアマネ音頭に改良を加えることにします・・が!

デュエットにするには もう・・私が「自分」で歌うしかなく!!

現在の男女のデュエット式のケアマネ音頭が誕生しました。

練習は仕事が終わってから私の事務所で プロジェクターで前の年の祭の映像を壁に映して

本番さながらの状態で二人で振付を確認しながら練習していました・・・

デュエット式のケアマネ音頭が完成した年に ある「事件」が起きます。

それは中野の江古田で毎年開催されている「江古田氷川神社の由緒あるお祭り」の

「カラオケ大会」に出場しないか?と知り合いからお誘いがありました。

いい機会だから そのカラオケ大会で「ケアマネ音頭」を歌って、

もっと多くの人に「介護」や「ケアマネ」を知ってもらおう! と意気込んで練習に励んでいた私達に

祭の運営委員会から「CDやカセットの持込が今年から禁止となり、カラオケDAMに入っている曲じゃないと歌えません」と伝えられ 急遽 違う曲を歌うこととなります

これはショックでした・・・

一生懸命練習してきたのに・・・ショックでした・・・

しかし!!

そこで 突如思いつきます!!

そうだ!!それなら「カラオケDAM」に入れればいいんだ!と

直ぐカラオケDAMの営業マンの連絡先を調べて連絡し、何とかケアマネ音頭をDAMに入れる方法ないか聞いてみると・・・なんと!!

担当者から「一つだけ方法があります・・・それは第一興商が主催している「音健アワード」で優勝する事です」と言われました。

その時「よっしゃ!! これで来年の氷川神社のカラオケ大会でケアマネ音頭が歌える」とワクワクしました。

優勝に向けて頑張るぞ!!となった矢先 

そうです「コロナ感染症」が世界中で蔓延・・・

「音健アワード」の開催が危ぶまれて・・・今年は開催しないだろうな・・・と勝手に落ち込んでいましたが、なんとなく「音研協のホームページ」を見てみると!!なんと

「2020年 音健アワード開催決定」の告知を見つけた時は 一人、「やったー」ガッツボーズをとり「優勝を目指そうと」誓ったのです!

先ず「ケアマネ音頭」にキチンとした「振付」を付けようと動き始めます!!

目指したのは「ケアマネ音頭を踊ることで脳のトレーニングになり、笑顔で健康になる介護予防」でした!!

しかしコロナの影響で東京が「ロックダウン」している最中で「誰とも会えない状況」の中考えたのが、「ZOOM」を使ったオンラインでのミーティングです!!

4カ所の訪問看護ステーションの理学療法士4名と区の介護予防推進課の担当者とで

「ZOOM」を駆使して毎週水曜日の12:30に集まり!!

身体をひねる・延ばす・縮める・頭の体操を取り入れるなどの動作を、エビデンスに基づき一つ一つ動きを決めていく作業を地道に行いました。

しかし、そのままだと、単調な「体操の動き」となってしまうので「楽しく踊る」ため

曲に合わせて踊れるように改良する必要がありました。

改良は近くの地域包括の職員さんで、休日に「ヒップホップを教えている」という人が

たまたま知り合いに居たので お願いして リズムに合わせて「かっこよく踊る」ことに

成功しました。

こうしてみんなの協力の元、生まれ変わった「ケアマネ音頭」を

「音研アワード」に応募するため!「プロモーションビデオ」の作成に取り掛かります。

撮影のイメージは「3密」を避け 屋外での「夏の盆踊り」で 出演者は 皆「浴衣を着て」マスクをし 男女で「輪になって楽しく踊りを踊っている」といったイメージと!!

地域の介護、医療関係者、行政や「夏祭りでお世話になっていた高齢者会館の人達」など いままで様々な形で「ケアマネ音頭に協力してくれた」多くの人に参加してもらうこと!

この2点のを中心に企画を立てました。

撮影場所は「中野の武蔵野療園病院の屋上」が候補地にあがり、ロケハンを派遣し、病院の了解を得て 撮影することになります。

音研アワードの〆切も まじかに迫っていたため

撮影日は 真夏の8月12日に決定!!「コロナの第二波」より!!

「熱中症」で倒れることの方がよっぽど心配でした・・・

連日、猛暑日が続く中、撮影当日の午前中だけが ラッキーなことに「薄曇り」となり 

屋上での撮影には絶好の天気となりました。

屋上での撮影が無事に終わり、今度はお世話になった関係者の撮影に入ります・・

ネットワークを通じて

「あそこのデイサービスの人にも踊ってもらおう」

「町会長さんにも出てもらおう」

「中野区の介護予防推進課の人にも踊ってもらおう」

時間が無いかな 色々な人にオファーをかけて踊ってもらううちに

「中野の区長さん」にも踊ってもらおうか?と言い出し

オファーを入れると快く 出演の了解が出たんですね。

どんどん 出演者が増えて ケアマネ音頭を中心に ネットワークが広がっていくうち

当初「音研アワードで優勝する事が」目的だった私は

そのうち こんな事を思うようになります・・・

「こんなにみんな 楽しく踊ってくれているのに・・・撮影が終わったら これで 終わりか・・・それは寂しいな・・」「何とかならないかな?」そう考えるようになりました。

そんな事を考えるようになったある日 突然、妙案を思いつきます!!

「そうだ! 一年に1回 ケアマネ音頭の盆踊り大会をやったらいいんじゃないか!!」

早速、色々な妄想を膨らませながら、企画を作り

親しい関係者、数名を前に 企画を発表したところ、とても大きな反響を頂きました。

中野には「盆踊り」と「ボンジョビを掛けて」有名になった「中野駅前盆踊り大会」という大きな盆踊り大会があります。ケアマネ音頭の優勝者にはその「中野駅前盆踊り大会の出場権」が与えられる!!という特典を 勝手に考えました。

私が立てた企画には大きな特徴が二つあります

一つは

「ケアマネ音頭盆踊り大会を「超有名な高円寺の阿波踊り」に次ぐ大きな祭にすること」

どんなイベントでも 成功するかどうかは いかにして女性に受けるかが「鍵」となります

女性が・・・浴衣を着て・・・踊りを踊って・・・競い合う となると

イベントが盛り上がること、間違いないと!! 私は確信しました。

更に、ケアマネ音頭を楽しく踊ることで「介護予防効果」もある

歌詞が「ケアマネの仕事の内容」や「介護保険制度」の事を歌っていますので

自然と「ケアマネの仕事や介護保険を知る」いい切っ掛けになります。

それと中野区の全高齢者会館には「カラオケDAMのエルダーシステム」が入っていて

もし、「ケアマネ音頭」が「音研アワードで優勝し」「カラオケDAM」に入ると

そのエルダーシステムを利用している高齢者会館でもケアマネ音頭が歌って踊れるようになると!! 

そうすると 中野区内の16ヵ所の高齢者会館対抗「ケアマネ音頭盆踊り大会」ができるのでは?

そうなってくると、区内8ヵ所の「地域包括支援センター対抗 ケアマネ音頭盆踊り」や

「医療関係者と介護関係者 対抗 ケアマネ音頭盆踊り大会」

そのうちに、近隣区の杉並・練馬・新宿・豊島区対抗ケアマネ音頭盆踊り大会などの開催ができるのでは?

そうなると「うちの区にはすごいPTがいるから オリジナルのわが町ケアマネ音頭を作ろう!!」などとなってくるのではないかと思っております。

そしてみんなが「中野駅前盆踊り大会」の出場権を掛けて競い合う。

もう一つは「ZOOM」を生かした「オンライン盆踊り大会の実施」です!

「ケアマネ音頭盆踊り大会」の企画を立て 成功する自信はありましたが

やはり、「本当に盛り上がるのか?」といった 不安もありましたので

毎年11月11日前後に開催している「介護の日イベント」で「本当に盛り上がるのか」実験することに決めました。

  • X